ホーム茶産地への旅2017年4月-杭州 >3."炒茶王"唐小軍氏を訪問

3."炒茶王"唐小軍氏を訪問


 

下満覚隴(下满觉陇)村の

"炒茶王"唐小軍氏を訪問した。

 

 

(1)龍井(満覚隴)の茶畑

 

龍井(満覚隴)の茶畑

 

 

ゆるやかな山の斜面いっぱいに広がる茶畑。

 

 

みんな何か世間話をしながら

そこかしこで茶摘みをしていていた。

 

 

 

 

 

 

遠くに西湖を見下ろす気持ちいい場所。

やさしく風が吹き抜けて、思わず両手を広げて

深呼吸したくなるような。

 

 

龍井(満覚隴)の茶畑

 

  

 

ここはそこまで広い茶畑ではないけど、

足元をよく見ると場所によって土が違うのだと。

 

白っぽい石灰を含んだ土は水はけがよく

茶樹栽培に適している。

 

 一方、茶色くて細かい泥のような土は

保水性が高いので良くないのだとか。

 

 

唐小軍氏はご自身でいろんな土を採取して

研究していた。

 

 

 

(2)唐小軍氏の完全手工龍井茶を味わう

 

"炒茶王"唐小軍氏の完全手工龍井茶。

これは4月5日に収穫したお茶。

 

 

"炒茶王"唐小軍氏の完全手工龍井茶

 

 

完全手作りのお茶を作るのは

本当に大変なことだ。

 

 

手摘みで収穫した新鮮な茶葉をふるいにかけて

サイズ毎に選別し、6時間ほど萎凋をする。

 

その後、表面温度が260℃にもなる釜に

茶葉を入れ、素手で丁寧に炒る。

 

たぶん素手で野菜炒め作るくらいすごい。

その熱さたるや想像もできない。

 

 

製茶師のみなさん、手のひらの皮がすっかり

厚くなっていて皺がほとんどなくなってた。

 

 

8時間にわたりその作業を

何度も繰り返して、ようやく龍井茶は完成する。

 

 

 

機械に頼らず手作りで仕上げるお茶・・・

そりゃ値段が高くなるのも当然だと思った。

 

 

 

 

"炒茶王"唐小軍氏
"炒茶王"唐小軍氏

 

 

茶葉は3g程度。

熱湯を直接蓋碗に注いで

10秒も待たずにすーっと茶海にお茶を出す。

 

 

龍井特有の豆っぽさは殆どなく、

その香りは蘭の花に例えてもいいくらい

ふんわり華やかで。

 

お茶の味は清らかで透き通るような透明感。

控えめでやさしい口当たり。

お茶がするーっと口の中を通り過ぎていって、

後にはほんのりとした甘い後味が残る。

 

 

5煎ほど飲んだところで白湯をくれた。

あたたかい白湯を口にふくんで2~3秒待つ。

口の中全体で感じた後に飲み干すと、

じんわりとあの甘みが蘇る。

 

 

こういう味の感じ方もあるんだ。

 

 

気が付けば10煎くらいは

飲んでいたかもしれない。

 

最後の方はもうほとんど味も出ていない

はずなのに、何かを感じる。

味を探してしまう。

 

もっと、もっと・・・と体が欲してるみたい。

 

 

龍井茶はそれなりにいろいろ

飲んできたつもりだけど、

 

この唐小軍氏のお茶で龍井のイメージが

またガラッと変わってしまった。

 

 

貴重な体験だった。

 

 

"炒茶王"唐小軍氏の完全手工龍井茶

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