洞庭碧螺春

(どうていへきらしゅん / ピルチュン / dong ding bi luo chun)

【特徴】

色が青緑(碧色)で、巻貝のような形(螺)をしていて、春に採れるお茶。明前が最も良いとされている。
とても軽いので、500gの碧螺春を作るのに6~7万個の芽茶が必要になる。

茶畑でなく、梅や桃などの果樹園の中で、果樹の下に茶木が植えられているので、独特な果物の味わいを持つお茶と言われている。

・形状:とても細かい茶葉で、田螺のようにくるくると湾曲している。全体が産毛に覆われている
・水色:透き通った若葉色
・香り:きめ細やかな甘み、ほのかに花や果物のような華やかさもある
・味わい:フレッシュでコクと甘みを感じる

 

 

【産地】

江蘇省蘇州市呉中区太湖洞庭山

・海抜:?(3~300)m、多雲霧
・年間平均気温:15.5~16.5℃
・年間平均降雨量:1200~1500mm
・土壌:酸性、肥沃

 

 

【歴史・逸話】

  • 洞庭山は唐代・陸羽の『茶経』にも記述がある歴史ある茶区。
  • 清代の震鈞が著した『茶説』に「茶は碧螺春が上質。
    手に入れにくいが江蘇の天池産のものが最高級品」という記述がある。
  • 清代の康熙38年(1699年)、康熙帝が南方巡幸で太湖を訪れた際、別の名前(※)で呼ばれていたこのお茶を大変気に入った。
    ただ、名前にあまり品がないとのことで康熙帝自ら「碧螺春」と改名し、献上茶に認定した。
    ※「悩殺香」や「嚇殺人香」などの説がある。どちらも香り高いお茶であるという意味。

 

 

【現地卸値参考価格】(2015年)

明前三級:40~70元/50g
明前二級:60~90元/50g
明前一級:90~250元/50g
明前特級:100~300元/50g

明後二級:40元/50g前後
明後一級:30~80元/50g
明後特級:40~100元/50g

雨前一級:10~50元/50g
雨前特級:30~70元/50g