祁門紅茶

(キーマンこうちゃ / Qi men hong cha)

【特徴】

伝統的な中国十大銘茶のひとつ。祁紅、祁門工夫とも呼ばれる。紅茶の中では特に100年以上の歴史ある銘柄。輸出量も多い。
インドのダージリン、スリランカのウバと並び、世界三大紅茶と称される。

・形状:繊細で細く締まった茶葉。「宝光」と称される艶のある深い黒色。黄金色の産毛も多い
・水色:艶のある赤みがかった茶色
・香り:「祁門香」と呼ばれるリンゴや蘭に似た馥郁たる香り
・味わい:濃厚でまろやか。自然な甘みも感じられる

 

 

【産地】

安徽省黄山市祁門県

・海抜:100~350m、多雲霧、峡谷、丘陵地域
・年間平均気温:1600~2000mm
・年間平均降雨量:15~16℃
・土壌:黄色土壌、肥沃、通気性と保水力に優れる

 

 

【歴史・逸話】

  • ・清代の光緒帝の頃(1875~1908年)緑茶の売れ行きが悪くなってきたため、紅茶の作り方を研究していた安徽省黟(い)県の余甘臣という人物が、
    福建省の紅茶を模倣して完成させたお茶。
  • 1915年パナマ太平洋万博で金賞を受賞し、世界的な知名度が高くなった。
  • 櫧葉(しょよう)種(=祁門種)というタンニン顔料がやや少ない中葉品種で作られるため、苦みや渋みは少ない傾向。
  • 以前は祁門県の周辺で生産されたものも全て祁紅と呼ばれていたが、現在ではそれら周辺のものは「池紅」と区別されている。

 

 

【現地卸値参考価格】(2015年)

一級:10~30元/50g
特級:20~60元/50g