中国茶は、種類が豊富で個性豊か


■中国茶って、なに?

中国茶とはざっくり言うと、中国大陸や台湾で作られるお茶のことです。

 

日本でよく知られている烏龍茶の他にも、緑茶、紅茶、黒茶、白茶、黄茶、花茶…などなど、本当にたくさんの種類があります。

 


■中国茶の分類

カメリア・シネンシス
カメリア・シネンシス

 

全てのお茶のは、ツバキ科の「カメリア・シネンシス」という植物を原料にしてつくられています。

 

中国茶は、その産地や製造方法の違いによって、1000種類以上もあると言われるほど、個性豊かなお茶です。

 

茶葉の発酵程度や製造方法を元に大きく7つのカテゴリに分類できます。

 

中国茶の「六大茶類」とは、1978年に安徽農業大学の陳椽教授が定義した分類で、緑茶、白茶、黄茶、青茶、黒茶、紅茶に区分されます。これにジャスミン茶等の花茶を加えて7種類とするのが現在の一般的な分類方法です。

 

「カメリア・シネンシス」以外の植物の葉等を使って作られたお茶は「茶外茶」と呼ばれています。(例:菊花茶、苦丁茶、甜茶、そば茶、マテ茶、ルイボスティーなど)

 

>>茶葉の「発酵」って何なの?

 

>>「茶外茶」って?

 

 

お茶の分類 一覧表
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■中国茶の産地

 中国は茶樹栽培面積が世界一です。現在は21の省(区、市)、967もの県や市へ茶産地が広がっていて、大きく江北、江南、西南、華南の4つの地区に分けられています。

 

中国四大茶区 江北茶区、江南茶区、西南茶区、華南茶区 
中国四大茶区

 

<江北茶区>

長江中流から下流にかけてその北部一帯に広がる地域で、四大茶区のなかで最も北に位置する。

 

<江南茶区>

長江中流から下流にかけてその南部一帯に広がる地域。歴史の古い産地で、環境にも恵まれていることから高品質の銘茶を数多く産出している。

 

<華南茶区>

中国の最も南に位置する地域。この地域一帯は有機質を豊富に含む肥沃な土壌に恵まれており、最も茶樹の生育に適している。

 

<西南茶区>

茶樹の原産地を含む、最も古い中国西南部の生産地域。大部分が盆地や高原で標高が高く、気候条件にも恵まれている。

 

 

>>中国四大茶区の詳細はこちら

 

 


■7種類の中国茶

 

<歴史と技術の結晶「青茶」>

青茶

 

またの名を、烏龍茶。日本では中国茶といえば誰もがイメージするお茶。

 

茶葉の発酵をある程度で止めるので、“半発酵茶”と呼ばれる。発酵の度合いは20~80%とかなり幅広いため、同じ青茶と言えど、銘柄によって様々な味わいを楽しめる。

 

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<悠久の歴史を持つ「緑茶」>

緑茶

 

茶葉もお茶の水色も緑色なので、緑茶。発酵させていないので、“不発酵茶”と呼ばれる。

 

中国の歴史の中で一番最初に登場したのが緑茶。日本に伝えられた蒸す緑茶とは違い、現在中国緑茶の主流となっているのは釜で炒る製造方法。

 

味わいに加えて爽やかな香りが特徴。 

 

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<偶然から生まれた「黄茶」>

黄茶

 

黄茶は、緑茶を作っている時に偶然発見されたお茶。茶葉が緑茶よりも少し黄色がかっているため、黄茶と呼ばれる。“軽発酵茶”に属する。

 

近年では作り手が減少しており、生産量も年々減少しているため、中国茶の中ではなかなかお目にかかることのない貴重品。

 

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<美しき白銀色の「白茶」>

白茶

 

多くは新鮮な芽の部分が使われており、うぶ毛におおわれている様子が白銀の雪のようであるため「白茶」という名に。

 

少しだけ発酵させているため、“軽発酵茶”と呼ばれる。ヨーロッパでは、白茶のエキスを使った化粧品が女性に人気だとか。

 

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<熟成の変化を楽しむ「黒茶」>

黒茶

 

雲南省の普洱(プーアル)茶が有名。

 

黒茶は長期保存することで発酵が進み、味の変化を楽しむことができる。40年物のヴィンテージ品は高値で取引されている。

 

多少クセがあるので嫌厭されることもあるが、ひとたび沼にハマると抜け出せなくなる魔性のお茶。

 

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<世界に愛された「紅茶」>

紅茶

 

紅茶は、“不発酵茶”と呼ばれる緑茶の正反対で、“完全発酵茶”。

 

世界全体の生産量が最も多く、様々な国や地域で愛されている。

 

中国の紅茶は、砂糖やミルクを入れなくてもストレートでおいしく飲める。

 

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<華やかな香りの「花茶」>

花茶

 

茶葉に花の香りを吸わせて作ったお茶。完成した茶葉をさらに加工して作っているので、再加工茶とも呼ばれる。

 

代表的なのはジャスミン茶で、中国での花茶生産量の約7割を占める。淹れた時に花のように開く工芸茶も人気。

 

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