「水はお茶の母」と言われているように、水の品質はお茶の味わいにダイレクトに影響してきます。…が、軟水を使っていれば基本的に問題ないと思います。日本なら水道水そのままでも大丈夫なところ多いですし。 こだわりたい方はこんなところに注目してみると良いでしょう。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれている硬水は、お茶本来の味に影響するため、お茶には軟水が向いています。一般にpH値が6.7~7.3の弱アルカリ性、弱酸性、中性の水は、茶葉の色、香りや味をうまく引き出してくれるそうです。
カルキを含んでいるため、そのままお茶を淹れると苦味や渋味が出やすくなります。水道水を使う場合は、カルキ抜きをしてから使うのがオススメです。
浄水器を用いるのが有効ですが、清潔な容器に水道水を入れて一昼夜放置しておく汲み置き法もあります。
体に良いミネラルが豊富に含まれているため、お茶の味や香りに一定の影響が出ます。可能であれば、比較的影響の出にくい弱アルカリ性のミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。
精密ろ過(MF)や限外ろ過(UF)などの膜ろ過法で作られる純水は、透明度が高く、不純物も含んでいないため、お茶の味をダイレクトに引き出すことができます。
中国では古来より、天然水の中では湧き水が最上とされてきました。湧き水は常に流動状態であり、砂岩層を浸透したものは何度もろ過したことと同じで、透明度が高く、お茶の味を引き立てるのに最適です。