Q:中国茶も茶樹の品種はいろいろあるの?

A:各地で様々な品種が栽培されており、品種改良も盛んで数多くの新品種が登場しています


少しずつ更新していきます…

浙江茶樹品種

■龍井43号

龍井43号の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
龍井43号の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

1987年に全国茶樹良種審査委員会が認定した国家良種。龍井などの緑茶を製造するのに適しており品質が良い。

 

・特徴:灌木型、中葉種、特早生種、無性生殖系

・原産地:中国農業科学院茶葉研究所が龍井の中から優良品種を選択し育成

・生産性:耐寒性は強いが、耐乾性は比較的弱い、出来高は多い

・栄養価:アミノ酸3.7%、茶ポリフェノール18.5%、カフェイン4.0%、カテキン総量12.0%(春茶の一芽二葉)


福建茶樹品種

■大紅袍

大紅袍の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
大紅袍の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

武夷四大名叢の一つ。品質が優れており、“茶中之王”と称えられる。

 

・特徴:灌木型、小葉種、晩生種、無性生殖系

・原産地:福建省武夷山市天市心岩九龍窠

・生産性:耐寒性、耐乾性は一般的に強い、出来高は少ない

・栄養価:アミノ酸3.3%、茶ポリフェノール24.8%、カフェイン4.2%、カテキン総量18.2%(春茶の一芽二葉)

■肉桂

肉桂の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
肉桂の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

「玉桂」とも呼ばれる。1985年福建省茶樹良種審査グループが省級良種に認定した。

1987年に全国茶樹良種審査委員会が認定した国家良種。龍井などの緑茶を製造するのに適しており品質が良い。烏龍茶の製造に適しており香り高いのが特徴。福建省の烏龍茶区に広く分布している。

 

・特徴:灌木型、中葉種、晩生種、無性生殖系

・原産地:福建省武夷山市、約100年の歴史がある

・生産性:耐寒性に強い

・栄養価:アミノ酸4.6%、茶ポリフェノール22.7%、カフェイン3.8%、カテキン総量14.6%(春茶の一芽二葉)

 

■大葉烏龍

大葉烏龍の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
大葉烏龍の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

「大葉烏」、「大脚烏」とも呼ばれる烏龍品種の一つ。1984年に全国茶樹良種審査委員会が認定した国家良種。

 

・特徴:灌木型、中葉種、中生種

・原産地:福建省安渓県の長坑、蘭田一帯で100年ほど前から栽培されている

・生産性:耐寒性、耐乾性に比較的優れおり、出来高も多い

・栄養価:アミノ酸4.2%、茶ポリフェノール21.4%(春茶の一芽二葉)

■丹桂

丹桂の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
丹桂の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

1998年に福建省農作物品種審査委員会が認定、2010年には全国農作物品種審査委員会が国家品種に認定した。丹桂の烏龍茶は清らかな香り(清香)が長続きし、花香もある。味わいは新鮮でさわやか、甘みを帯びた余韻が残る。

 

・特徴:灌木型、中葉種、早生種、無性生殖系

・原産地:福建省農業科学院茶葉研究所が肉桂を自然交雑させたものの中から育成

・生産性:耐寒性、耐乾性、耐病虫性は一般的に強い、適合性が高い

■毛蟹

毛蟹の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
毛蟹の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

「茗花」とも呼ばれる烏龍品種の一つ。1984年に全国茶樹良種審査委員会が認定した国家良種。現在は福建省各地をはじめ、広東省、厚生省、湖南省、浙江省、湖北省など長江以南の茶産地にも広く分布している。

烏龍茶、紅茶、緑茶の製造に適した品種。

 

・特徴:灌木型、中葉種、中生種、無性生殖系

・原産地:福建省安渓県の虎邱郷、80年ほど前から栽培されている

・生産性:耐病虫性に優れており、出来高が多い

・栄養価:アミノ酸3.0%、茶ポリフェノール20.1%、カフェイン4.1%、カテキン総量15.8%(春茶の一芽二葉)

 

■本山

本山の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
本山の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

圆葉本山と長葉本山の二種がある。1984年に全国茶樹良種審査委員会が認定した国家良種。

福建省闽南、闽中の烏龍茶区に分布している。烏龍茶、特に観音韻に適した品種。

 

・特徴:灌木型、中葉種、晩生種、無性生殖系

・原産地:福建省安渓県の西坪、堯陽一帯

・生産性:耐乾性に強く、耐寒性は中等、出来高は比較的少ない

・栄養価:アミノ酸1.6%、茶ポリフェノール19.8%(春茶の一芽二葉)

 


広東茶樹品種

■鳳凰水仙

鳳凰水仙の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)
鳳凰水仙の茶樹(安渓鳳山風景旅游区茶葉大観園)

 

「広東水仙」、「饒平水仙」とも呼ばれる。1984年に全国茶樹良種審査委員会が国家良種に認定した。華南茶区での烏龍茶や紅茶の製造に適している。

 

・特徴:小喬木型、大葉種、早生種、有性生殖系

・原産地:広東省潮安鳳凰山、現在は広東省の各茶産地に分布している

・生産性:耐寒性、耐乾性に比較的優れおり、出来高も多い

・栄養価:アミノ酸3.2%、茶ポリフェノール24.3%、カフェイン4.1%、カテキン総量12.9%(春茶の一芽二葉)

■鳳凰八仙単叢茶

2009年に広東省農産物品種審査委員会が省級良種として認定した。広東エリアの海抜が高い地域での生産や条形烏龍茶の製造に適している。

 

・特徴:小喬木型、中葉種、中生種、無性生殖系

・原産地:潮安県鳳凰鎮政府、潮州紫農業局及び広東省農業科学院茶葉研究所が鳳凰水仙株から優良品種を選択し育成

・生産性:耐寒性、耐乾性、耐病虫性は中等、生産性が高い

・栄養価:アミノ酸1.76%、茶ポリフェノール28.61%、水浸出成分37.97%(春茶の一芽二葉)